運営者情報 理事長あいさつ 沿革

理事長あいさつ

弊HPをご覧いただき誠にありがとうございます。NPO法人AI電竜戦プロジェクトの理事長で、将棋AI「カツ丼将棋」の開発者でもある松本浩志です。

弊法人は、より将棋を始めとしたAIに大会や講演を通じての発展に寄与することを目的として設立した団体です。

将棋AIの発展はすさまじく、2017年に公式の場で名人が将棋AIであるPONANZAに2戦2敗し、AIが人間を超えたといえるでしょう。

その後もAIは進化し続けているのであるが、こういった発展に必要なこととして一つは大会を開くことであると考えたとき、 春の世界コンピュータ将棋選手権しか2018年以降はなくなっており、春と秋の年2回がちょうどいいサイクルと考えました。

そして、2020年5月にコロナ渦で第30回世界コンピュータ将棋選手権が中止となって代わりにオープン大会として行われました、 世界コンピュータ将棋オンライン大会が大好評であった。もとより世界コンピュータ将棋選手権は開発者の交流を目的としているため 一堂に現地に開発者が集う必要があるのであれば、それなりに手間とコストがかかる。一方でオンラインの大会は非常に手軽であります。

そこで、春はオフライン、秋はオンラインの大会サイクルだと両方いいところ取りだといえる。そこで、秋のオンライン大会を 実現すべく有志によって弊団体の前進である電竜戦実行委員会を発足させた。秋のオンライン大会を「電竜戦」とし、 2020年11月に第1回電竜戦を開催できた。本大会では1手ごとに観衆が各AIの評価値を確認でき、どちらが優勢かすぐ判別でき、 参加者は初めに1回ログインするだけで自動で大会が進行できるという、これまでの将棋AIの大会に比べ進化した形になっています。

さらに2020年12月に電竜戦TSECという指定局面戦というこれからの時代を見据えた新しい大会を開催しました。

こうした取り組みを安定的に発展させるために、NPO法人化することとしました。

弊法人は将棋AIにとどまらずいろいろなAIの発展に寄与するため、新しいことは どんどんやってみる、「常にチャレンジする」団体でありたいと思っております。

2021/05/21 NPO法人AI電竜戦プロジェクト理事長 松本浩志